【プレスリリース】県内企業との共同研究など2件締結

プレスリリース【Ⅰ】

医療用超音波による体表がん治療の可能性を検証する研究を開始

2019年7月12日

国立研究開発法人国立がん研究センター(所在地:東京都中央区築地五丁目1番1号、理事長 中釜 斉、以下「国立がん研究センター」)と公益財団法人庄内地域産業振興センター(所在地:鶴岡市末広町3番1号、理事長 皆川 治、以下「庄内地域産業振興センター」)及びミクロン精密株式会社(所在地:山形市蔵王上野578-2、代表取締役社長 榊原 憲二、以下「ミクロン精密」)は、がんメタボローム研究推進支援事業において、下記のとおり共同研究契約を締結し、がん細胞及びがん動物モデルを用いる超音波治療効果の検証に取り組むことになりましたので、お知らせいたします。

国立がん研究センターが山形県鶴岡市に研究拠点を設置後、山形県内に本社を置く企業と初の共同研究契約の締結となります。

 

1.研究課題名:

がん細胞及びがん動物モデルを用いる超音波治療効果の検証

 

2.研究目的および内容:

皮膚がんや乳がんは体表に腫瘍が発生するため、外科的に皮膚や腫瘍を切除することなく、超音波により腫瘍を消失させることが可能ではないか、と仮説を立てました。がん細胞に対する超音波の効果は、大きく2つあると現在想定しています。①超音波によりがん細胞を物理的に破壊する抗腫瘍効果と、②がん細胞内に活性酸素を発生させて、生体成分を化学的に破壊する抗腫瘍効果、この2つが考えられます。そこで、これらの効果を検証するため、培養したがん細胞、がん動物モデルとミクロン精密が開発した医療用超音波発生装置を用いて、物理的あるいは化学的ながん細胞への影響を検証します。また、今後は超音波処理後にメタボローム解析*を行い、超音波の効果検証と代謝産物バイオマーカーの探索を計画しています。

 

3.研究実施予定期間:

2019年7月10日 から 2021年3月31日 まで

 

<用語解説>

メタボローム解析:生体内に存在する低分子代謝産物を網羅的に解析すること。

  

<本件に関するお問い合わせ>

 公益財団法人庄内地域産業振興センター

国立研究開発法人国立がん研究センター・鶴岡連携研究拠点

がんメタボロミクス研究室  牧野嶋 秀樹、中山 淨二

〒997-0052 山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2

鶴岡市先端研究産業支援センター内 がんメタボロミクス研究室

電話番号:0235-64-0980(事務室) ファクス番号:0235-64-0981


プレスリリース【Ⅱ】

国立がん研究センター・庄内産業振興センター・大日本住友製薬 

共同研究契約を締結

 

 国立研究開発法人国立がん研究センター(以下「国立がん研究センター」)と公益財団法人庄内地域産業振興センター(以下「庄内地域産業振興センター」)は、がんメタボローム研究推進支援事業において、下記のとおり大日本住友製薬株式会社(以下「大日本住友製薬」)と共同研究契約を締結し、抗がん剤の新規探索研究に取り組むことになりましたので、お知らせします。

 

1. 研究課題

抗がん剤の新規探索研究

 2. 研究目的:

白血病発症に直接関与するタンパク質を標的とする分子の探索

 3. 研究内容:

国立がん研究センターは、新たに血液がんにおける創薬標的の阻害剤のスクリーニング法を開発し、大日本住友製薬に提供します。大日本住友製薬において、化合物ライブラリーを用いた阻害剤のスクリーニングが行われます。また、国立がん研究センター・庄内産業振興センターは大日本住友製薬と共に、結果の検証を行い、新規抗がん剤の探索に取り組みます。対象疾患領域は血液がん領域とし、用途は現時点で特定のがん領域に限られないものとします。

 2.研究実施予定期間:

2019年7月1日 から 2020年6月30日 まで

 <本件に関するお問い合わせ>

公益財団法人庄内地域産業振興センター

国立研究開発法人国立がん研究センター・鶴岡連携研究拠点

がんメタボロミクス研究室 チームリーダー 横山明彦

〒997-0052 山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2

鶴岡市先端研究産業支援センター内 がんメタボロミクス研究室

電話番号:0235-64-0980(事務室) ファクス番号:0235-64-0981